20代MRが早めに考えるべきキャリア戦略

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こんな人におすすめ
  • 現在MRで将来のキャリアパスに不安がある方
  • MRのキャリアの選択肢について知りたい方
  • 転職したいけど、どのように進めればいいかわからない方
Me
はじめに、簡単に自己紹介をします。

・年齢:30代半ば

・学歴:早慶文系

・職歴:外資MR→コンサル→メガベンチャー経営企画

・現職:広告系メガベンチャーの経営企画として事業計画策定やP/L管理など

MRの転職理由

MRを取り巻く環境は年々悪くなっているといっていいと思います。
もともとずっと「MR不要論」が蔓延っていましたし、2020年以降の新型コロナのパンデミックによりMRの医療機関への訪問機会も減少し、MR不要論がますます加速している印象です。

そんな中でもMRは相変わらず就活・転職市場では人気職種の一つです。
その理由はやはり圧倒的な好待遇といっていいでしょう。
給与が高いことに加え、住宅補助や社用車の貸与、日当支給など他業界に比べてかなり恵まれている職種であることは間違いありません。

このように恵まれているMRですが、転職を検討する人も少なくありません。実際に僕自身も恵まれた環境を捨てて、異業界へと転職をしました。
一見恵まれているように思えても、MRはキャリアに関する以下の悩みを抱えているケースがよくあります。

❶もっと年収を上げたい
❷営業だけでなくキャリアの幅を広げたい
❸転勤のないライフスタイルを選択したい

これらの悩みを解消するためのキャリア戦略・転職戦略はどのようなものでしょうか?それぞれ解説をしていきます。

MRの転職戦略

まず大前提ですが、MRの転職については20代のうちに行動を起こした方がいいと僕は考えています。
詳しい理由は後述しますが、30代特に30代半ばを過ぎるとMRからの転職の選択肢の幅がぐっと狭まるからです。
もちろん、ただ単純にどこかに転職するというだけなら選択肢はあるのですが、年収UPやキャリアの幅を広げるといった「いい転職」をできる可能性が狭まっていくという意味です。

ですので、ご自身のキャリアに不安を抱えられているMRさんには早めに行動を起こすことを勧めています。

ここから先はまずは「20代が転職する場合」を想定して説明していきます。

年収UPを狙いたい

まずは年収UPを狙う戦略についてです。
冒頭でも述べましたが、MRは好待遇の職種なのでこれ以上に年収UPを狙うというのはかなり難易度が高いということを前提として理解する必要があります。

僕がMRから異業界への転職活動をしていたときにこんなやりとりがありました。

面接官

希望年収はどれくらいですか?

Me

(今600万くらいもらってるけどだいぶ謙虚に言ってみるか…)
最低でも500万は維持したいです!

面接官

・・・。
普通のサラリーマンがいくらもらってるか知ってますか?

というような感じで、MRの当たり前水準で転職活動を進めると年収の金額感が全然合わないということがよくあります。

MRから転職して年収がUPする業界はかなり限られているので、年収UPを狙う方は以下の業界を中心に転職戦略を練るのがよいでしょう。

M&A関連企業(日本M&Aセンター、M&Aキャピタルパートナーなど)
総合商社(三菱商事、三井物産、住友商事など)
マスコミ・広告代理店(テレビ局、電通、博報堂など)
生命保険(プルデンシャル、ジブラルタ、ソニー生命などフルコミ系)
外資系IT企業(Google、Amazon、Salesforceなど)

❷や❸は異業界からの転職のハードルが一段高くなるので、MRとしての営業経験を活かすなら❶か❹、❺あたりが現実的な選択肢だと思います。

特に❶、❹については自身の成績によっては給与が青天井となる場合もあるので、大幅な年収UPの可能性にかけるならありだと思います。

❺の外資系IT企業も営業成績によっては1,500~2,000万円くらいの年収に若くして到達している人もいるようです。
外資系企業への転職についての注意点・ポイントについてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてみてください。英語力についてなどにも触れています。



ちなみに上記のように年収UPできる企業への転職活動をする際には、幅広い業界を検討することになるので、あらゆる業界のカバー率が高いリクルートエージェントを利用することをおすすめします。

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キャリアの幅を広げたい

次にキャリアの幅を広げる戦略についてです。
これは異業界または異職種への転職を狙っていくものになります。

どちらの方向性でいくのかは人それぞれですが、個人的には20代のうちは「異職種」を経験することをおすすめします。

どういうことかというと、例えば「異業界」であるインターネット広告業界に転職する場合を考えてみましょう。
20代のMRが転職する場合、ここで活かせるのは営業マンとしての経験ですので、転職先でも当然に営業ポジションとして採用されることになるはずです。
インターネット広告業界という未経験の業界に行くわけですから、例えばネットマーケ職など「職種」としての経験もないポジションで採用される可能性はほとんどないからです。

なので、このMRはインターネット広告業界の企業に営業マンとして転職し、しばらく営業マンとしてのキャリアを歩むことになるでしょう。

営業マンとしてのキャリアを極めたいという方には全然ありの選択肢ですが、「キャリアの幅を広げたい」と考えている人にとっては不十分なように感じます。

営業マンとしての経験はこの先30代以降になっても積める可能性が全然ありますが、マーケティング職・企画職などへのキャリアチェンジは年齢が重なるほど不利になってしまうのが現状です。

ですので、キャリアの幅を広げたいと考え転職活動をされるMRさんは「異業界」ではなく「異職種」という観点を優先して戦略を立てるのがよいのではないでしょうか。

例えば、医薬品というヘルスケア領域は変えずに職種変更を狙っていく際の企業・ポジション例は以下の通りです。

●ヘルスケア系IT企業
・エムスリー、エスエムエスなどのヘルスケア系ITメガベンチャー
・メドピア、メドレー、ケアネット、カケハシなどのヘルスケア系ITスタートアップ〜ベンチャー

●コンサルティングファーム
・デロイト、KPMGなど総合系ファームのヘルスケア領域専門コンサルタント

●その他営業経験を活かしたキャリアチェンジ
・ITベンチャーの採用担当
・転職エージェント(ネオキャリア、for Startupなど)

いかがでしょうか?

ヘルスケアテック系の企業はMRとしての業界経験が活かせるのでイメージがしやすいと思いますし、実際に転職している事例も多くあります。

コンサルティングファームも、ヘルスケア領域の経験を活かしながらキャリアチェンジが狙える転職先の一つです。キャリアチェンジしつつ年収維持or UPの可能性もあるでしょう。

また、営業経験者と親和性の高い採用担当者やエージェントという選択肢もあるので、キャリアチェンジの一つの参考にしてみてください。

これらの選択肢を取る場合は、ビズリーチの利用をおすすめします。
ビズリーチではIT系優良企業の求人が多く、エージェントもIT業界に強い人が多数登録しているので使い勝手がいいと思います。

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エリアを変えたい・転勤をなくしたい

次に担当エリアを変えたい・転勤をなくしたいという点についてです。

まず担当エリアを変えたいということについては、同業他社への転職が確実かつ給与を維持できる選択肢なのではないでしょうか。
とくに競合への転職の場合には、ベース給与の他に「移籍金」のような一時的なサインオンボーナスがもらえたという事例もあったりするので、担当エリアに不満のある方は同業他社で希望のエリア担当ポジションを受けてみるのもアリだとおもいます。

また転勤を無くしたいという点については、営業マンである以上ある程度の転勤はつきものだと思います。
「エリア限定職」のような形で転勤のない雇用形態で採用を行なっている企業もありますが、その場合転勤のある総合職より給与水準が低かったりするので、それを許容できるかという論点があります。

上で紹介した異職種へのキャリアチェンジが実現できれば、基本的には転勤がない企画職として働けるので、検討してみてはいかがでしょうか?

20代のうちに動いた方がいい理由

冒頭で、転職するならなるべく「20代のうちに動いたほうがいい」と述べましたが、その理由についてもう少し解説したいと思います。

一番の理由は、30代以上になると「年収Downを伴う転職」となる可能性が高くなってしまうからです。ただしここでは30代までMR一筋でキャリアを積んできたことを前提とします。
30代になるとMRの年収としては800万以上、高ければ1000万円に到達している人も少なくないでしょう。

MRとしての経験しかこれまで積んでこなかった人が、この給与水準を維持したまま転職できる企業はとても限られています。
例えば、上述した❶M&A関連企業、❹生命保険は業界としては未経験ですが、営業マンとしての経験を活かせばキャッチアップはできるでしょう。
ただし激しい成果主義の世界ですから、その状況下で戦っていくメンタリティも必要となってきます。

また❺外資系IT企業について、20代のうちは業界未経験であってもジュニア・アソシエイトポジションとしてのポテンシャル採用という可能性は全然あるかと思いますが、
仮に30代MRの年収水準だとセールスマネージャーからスタートとなるイメージです。
もし転職できたとしても業界未経験のMRがいきなり外資系IT企業のセールスマネージャーとして活躍できるかというと、可能性はとても低いと思いますので転職後も苦しい状況が待ち受けているでしょう。

ではコンサルティングファームへの転職はどうでしょうか。
これも結論としては、30代MRの年収水準だと求められているレベルとスキルに大幅なギャップが生まれてしまうでしょう。

例えば、以下は外資系総合コンサルファームのデロイトにおける、ヘルスケア領域専門コンサルのジョブディスクリプションです。


○コンサルファーム以外(事業会社出身者)

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【業界】

・製薬/医療機器

【職種・部署/経験業務】

(必須)経営戦略、経営管理、マーケティング、Medical Affairs、学術、研究開発

※スタッフクラスは営業(MR)経験者でも可

(なお良)社内特命プロジェクト経験(戦略立案、業務改善、プロジェクトマネジメント等)

【英語力】

(必須)英語の読み書き

(なお良)社内外を含む海外メンバーとの英語でのVerbalなやり取り

(TOEIC目安)850点以上

このように「スタッフクラスは営業(MR)経験者でも可」と記載があることがわかります。
つまりこれは逆にいうと、スタッフクラス以外はMR経験だけでは不可という意味になります。

ちなみに「スタッフクラス」とはマネージャー以下というイメージで、年収でいうと800万くらいが目安となります。

このように、30代以降のMRはその高年収がゆえになかなか良い転職が難しいというのが悲しい現実なのです。

以上の理由から、まだ選択肢を多く持てる20代のうちに戦略を立てて行動することを僕はオススメしています。

まとめ

MRは好待遇でかなり恵まれた職種だと言えますが、転職市場での動き方は時期を誤ると不利になってしまう可能性が大いにあります。

20代のうちに30〜40代まで見越したキャリア戦略を立てた上で行動することをおすすめします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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