
という筆者です。転職を2回経験し年収30%UPを実現しました。
転職エージェントの中でも最大級のリクルートエージェントですが、あまり「良くない」評判を耳にする方もいるようです。
そこで今回の記事では、実際に筆者がリクルートエージェントを利用した経験と、リクルートエージェント利用経験者へのヒアリング調査をもとに、リクルートエージェントの実態をお伝えします。
Contents
リクルートエージェントの強み
よくない評判もあると言われるリクルートエージェントですが、まずはその強みを紹介します。
圧倒的な求人保有数
リクルートエージェントは国内最大級の転職エージェントサービスで、その強みは何と言っても圧倒的な求人保有数です。
言うまでもなく、転職エージェントを利用する人の目的は、エージェントから自分にあった求人を紹介してもらうためです。
その際、紹介可能な求人をどれだけ保有しているかは、エージェントサービスのクオリティを左右する大きな要素の一つです。
どんなにエージェントがいい人で優秀でも、紹介できる案件がなければ「いい求人を紹介してもらう」という目的は達成できません。
その点、リクルートエージェントの求人保有数は国内最大級ですので、エージェントとして圧倒的に高いクオリティを持っているということができます。
エージェントの質の高さ
また、「質の高いエージェント」が在籍しているということも、リクルートエージェントの強みだと僕は思っています。
「エージェントの質」が何によって決まるかというと、
・自分に合った求人を紹介してくれる「提案力」
・企業と自分とのスケジュール等の調整を臨機応変に行ってくれる「調整力」
・企業と年収・入社時期などを自分に有利に交渉してくれる「交渉力」
だと僕は考えています。
僕は2回の転職活動を行い、そのいずれもリクルートエージェントにお世話になり、エントリーした社数は50を超えます。
その僕の感想としては、リクルートエージェントのエージェントは他社エージェントと比較して上記いずれも優れていた、もしくは遜色ないと思います。
リクルートエージェントのエージェントの質が高いのは、転職支援数が他社と比べて多いからだと僕は思っています。
多くの転職希望者と対峙すればするほど、上記の「提案力」「交渉力」などは上がっていくはずなので、転職支援数も多いリクルートエージェントは、エージェントが育ちやすい環境が整っているのだと感じています。
リクルートエージェントの良くない評判
一方で、リクルートエージェントについて「良くない」評判を目にするのも事実です。
実際に目にした良くない評判について、「実際のところどうなのか?」について「本音で」解説したいと思います。
自分の希望に合わない求人を紹介される?
リクルートエージェントの良くない評判の一つとしてよく目にするのが「自分の希望に合わない求人を紹介される」というものです。
これは捉えようによっては「本当」と言えるかもしれません。
というのも、そもそもエージェントが「自分に合った」求人を紹介するためには、まずは求職者とエージェントとでしっかりと対話を行い目線をすり合わせた上で、求職者にどのような案件が合っているかを検討しなければなりません。
そのすり合わせの最初のステップとして、まずは幅広く求人が紹介され、そこから求職者の好みに応じて応募先を絞っていくということが行われたりします。
リクルートエージェントではその保有求人数の多さもあり、「まず最初に幅広く提案される求人数が他社エージェントと比較して多い」という印象は確かに僕もありました。
なので、この「最初に提案される求人数が多い」ことが「自分に合っていない求人を紹介された」という印象につながっているのかもしれません。
ではどのように対処すればいいかと言うと、紹介された求人に対して「興味がある、ない」「その理由は〜〜」ということをエージェントに明確にフィードバックすることです。

この案件は新規事業開発ができないので興味なしです!
この求人は年収も希望通りですし、新規事業開発が経験できそうなので興味あります!
このような過程を踏むことで、エージェントもあなたにどんな求人を提案するのがいいのかという提案の精度が上がっていくので、しっかりとあなたの意向を伝えることが重要です。
返事が遅い&連絡がこない
エージェントに連絡をしているのに返事がこない、または連絡がこないというのもリクルートエージェントの良くない評判としてよく目にするものです。
これに対する僕の経験からの感想ですが、「連絡が遅いまたは連絡が来ないと思ったことは一度もない」です。
むしろ迅速に対応してくれるイメージを持っています。
ではなぜ「連絡が遅い・連絡が来ない」という良くない評判があるのでしょうか?
それは、多くの場合「求職者側」にも問題があると考えられます。
例えば、
・求職者側がエージェントとの約束(提出期限など)を守らない
というようなことがあれば、エージェントからの連絡が遅くなる可能性はあるのではと考えられます。
その理由は、「エージェントの中でのその求職者に対する優先順位が、他の求職者と比べて下がってしまうから」だと思います。
無料でとても親切に対応してくれるので勘違いしてしまいがちですが、エージェントは慈善事業で求職者のサポートをしている訳では当然ありません。
エージェントは、求職者を企業に転職させて初めて収益を得ることができます。
ですので、転職の可能性が高い求職者に優先的に対応するのは当然のことだと言えます。
仮に、メールのレスが遅く、また約束したことを守れない求職者がいたらエージェントはどのように思うでしょうか?

約束も守れないし面接を通過できる可能性も低そうだな。
と思われても仕方がありません。
エージェントの中での優先順位を下げられないように、求職者側もエージェントに対して真摯に対応することが重要です。
応募を急かされる
「自分はまだ転職するか決めきれていないのに、エージェントから応募を急かされて困った」というのも良くない評判として目にするものです。
これに対する僕の感想は、ある意味「本当」です。
ただし、これはエージェントを利用する以上ある程度避けては通れないと思った方がいいと思います。
上にも書きましたが、エージェントは慈善事業ではなく、求職者を転職させて初めて収益が得られるビジネスです。
また、人対人ですからエージェントのリソースには限りがあり、一度に抱えられる求職者の数には限りがあります。
このビジネスモデル上、エージェントとしては求職者が応募してくれたほうが収益を得るチャンスが増えますし、いつまでも応募しない求職者の相手を続けられるほどリソースがないので、必然的に求職者に「応募を急かす」という力学が働きます。
なので、「応募を急かされる」ということはリクルートエージェントに限らず転職エージェントサービスを利用する上ではある程度覚悟しておくべきでしょう。
その中で特にリクルートエージェントが他社エージェントと比べて応募を急かすという経験は全くありませんでした。
ここまでのまとめ
以上を一旦まとめると、リクルートエージェントの「良くない評判」として、
・返事が遅い、返事が来ない
・応募を急かされる
というものがありましたが、僕の経験や利用経験者へのヒアリングからは、「特にリクルートエージェントだから良くない」というものではなく、転職エージェント全般に言える、または求職者側の問題ということだと思います。
むしろ、リクルートエージェントは求人数が多くエージェントの質が高いので、僕は転職活動をするならまずはリクルートエージェントを利用するべきだと思っています。
エージェント上手に付き合うコツ
上にも書きましたが、エージェントと上手に付き合うことで、エージェントの中での優先順位が上がり、より意欲的に対応してもらえる可能性もあります。
反対に、うまく付き合えないと優先順位が下がるリスクがあるので、エージェントと上手に付き合うコツをお伝えします。
早めのレスポンスを心がける
エージェントに早くレスをもらいたいなら、あなたも早くレスをしましょう。
転職活動では、企業側の採用枠数が決まっているので、レスが遅くなると採用枠が締まってしまい、せっかく合格したのに次のステップに進めないということも起きかねません。
また、エージェントに対して早めにレスをすることは、応募先企業に即レスすることにもつながります。企業としては即レスがあった方が意欲的に捉えられる場合もあるので、対企業という意味でも早めのレスを心がけましょう。
思ったことははっきりと
「この求人は自分の希望と合っていない」「転職活動を進めてきたが、やはり現職に残りたい」「もう少しゆったりとしたスケジュールで転職活動を進めたい」など、ちょっと言いづらい内容の場合でもはっきりとエージェントに伝えましょう。
エージェントはプロなので、あなたの要望に合わせてチューニングをしてくれるはずです。本音を伝えられないまま転職活動を進めるのはお互いにとって不幸なので、思ったことは本音ではっきりと伝えるようにしましょう。
いかがでしょうか?
良くない評判も目にするリクルートエージェントですが、求人数・エージェントの質ともに業界内トップクラスだと思うので、しっかりと利用すればとても心強いパートナーになってくれることは間違いありません。
これから転職活動を始めようと思っている方は特に、まずはリクルートエージェントに登録し、優秀なエージェントに相談してみることをおすすめします。
・年齢:30代半ば
・学歴:早慶文系
・職歴:外資MR→コンサル→メガベンチャー経営企画
・現職:広告系メガベンチャーの経営企画として事業計画策定やP/L管理など