転職活動や就活が進むにつれて面接の回数が増えてきまよね。
面接をする中で、「何か面接官との会話のキャッチボールがうまくいかない」とか「面接官があまり興味を持って話を聞いていてくれる感じがしない」などと思ったことはないでしょうか?
その原因はもしかしたらあなたの「話し方」に問題があるかもしれません。
面接官に話を聞いてもらうための「話し方」基本ポイント3つ
面接官は多忙な仕事の合間を縫ってあなたを面接していることがほとんどです。
当然、面接官も優秀な人材を採用したいので、あなたの話を一生懸命聞くのですが、あなたの話し方に問題がある場合、途中で話を聞くのが辛くなり、頭の中は「早くこの面接終わらないかな」という考えでいっぱいになってしまうこともあります。
実際に筆者が面接官として志望者の方とお話しする際にも多々そのようなことがあり「うんざり」してしまうこともありました。
では、どのように話せば面接官をうんざりさせないのか、そのポイントをご紹介します!
1)結論から話す・結論をしっかり話す
これは基本中の基本で皆さんも十分にご認識しているかと思いますが、案外できていない人がたくさんいます。
例えばこんな場面です。
面接官:職務経歴書に「医薬品の営業経験」とありますが、医薬品や医療業界に深い知見があるのですか?
志望者:私はこれまで5年間営業職を経験しまして、そのうち2年間が医薬品の担当でした。医薬品担当の期間には、●●という糖尿病の薬を扱っていて、専門医の先生や看護師さんから治療の現場の生の声を多く聞くことができました。
いかがでしょうか?
この志望者の方は、面接官からの質問に対して「結論から」答えていない上、結論も曖昧になっているのがわかりますよね。
面接官が知りたいのは、「医薬品・医療業界に深い知見があるか?」ということです。それに対しこの志望者の結論は、「専門医などから現場の生の声をよく聞いていた」というもので、YesともNo とも取れない回答をしています。
このような回答の仕方の場合、面接官はあなたの話を聞きながら「どのような結論にたどり着く話なのだろう?」「結局結論はどっちだったんだろう?」とあれこれ考えてしまい、かつ結局結論もわかりません。なので結局もう一度あなたに「医療業界に深い知見はあるのですか?」と聞き直すハメになってしまうのです。
このやりとりが何回か続くと、そのうち面接官もうんざりしてきてしまい、結果あなたには不合格通知が届く結果になってしまいます。
このような結果にならないよう、まずは「結論から話す」「結論をしっかり話す」ということを心がけましょう。
先ほどの例でいうと、
面接官:職務経歴書に「医薬品の営業経験」とありますが、医薬品や医療業界に深い知見があるのですか?
志望者:はい、深い知見があると自負しています。私は2年間医薬品の営業担当をしており、そのの期間には、●●という糖尿病の薬を扱っていて、専門医の先生や看護師さんから治療の現場の生の声を多く聞くことができ、そこからたくさんの知見を得ることができました。
いかがでしょうか?
まず「深い知見がある」と明確に答えた上でその後のエピソードを話しているので、聞き手側としても話の流れが読みやすく、ストレスなく話を聞くことができると思います。
特に、この例の質問のように「YesかNoか」で答えられる質問については、まずYes/No を明確に答えるようにしましょう。
2)結論までの道筋をロジカルに話す
これもとても重要です。巷には「ロジカルシンキング本」みたいのものが溢れかえっているので、皆さんもご存知のところかと思うのですが念のため。
ロジカルというと何だか小難しい感じがしますが、簡単に言うと、
「私は(B)だと考えます。なぜなら(A)だからです。」
という場合のように「(A)だから(B)」を相手に納得感を持って説明できるか、ということだと筆者は理解しています。
これだけ見るととても簡単なことのように思えますが、こちらも案外できていない人が筆者の経験上とても多いです。
ロジカルシンキングについては多数の書籍があるので解説はそちらに譲ります。
特に筆者がオススメなのは以下の本ですのでご参考に。
東洋経済新報社
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3)自分の体験談を交える
2の「結論までの道筋をロジカルに話す」でお話ししたように、「(A)だから(B)」を相手に納得感を持って説明できるかという観点はとても重要です。
その際の「(A)だから」にあたる部分、つまり結論の根拠となる部分については、なるべく自分のリアルな体験談を交えて語るようにしましょう。そうすることで説得力が格段に増します。
例えば、
「海外に住む友人から、発展途上国で教育環境が整っていないという現状の話しを聞いたので、教育業界に興味を持つようになりました」というのも志望動機の一つなのですが、
「自分が発展途上国にボランティアで訪れた際、教育環境が整っていない現状を目の当たりにしたので」という方が説得力がありますよね。
どんな些細なことでも良いので、自分の体験談から語れるようにするとより面接官に伝わりやすい話になると思います。
以上のように、
- 結論から話す・結論をしっかり話す
- 結論までの道筋をロジカルに話す
- 自分の体験談を交える
というポイントを押さえましょう!
いかがでしたでしょうか?
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