一昔前まではコンサルティングファームの面接の定番として知られていたケース面接ですが、ここ最近はコンサルだけでなくIT・ネット系の企業でも実施しているところが増えてきています。
ケース面接の対策としてオススメの書籍を筆者の経験をもとに紹介します。
Contents
そもそもケース面接って?
よくある面接の質問(志望動機・強み弱みなど)ではなく、架空のビジネスケースや推論を面接官から与えられ、志望者がそのケースの課題解決を答えていく、といった形式の面接のことです。
例えば、以下のようなテーマが与えられます。(筆者が実際に出されたケース)
- 日経新聞の売上を上げるためには?
- 日本で禁煙法が制定された場合、日本経済にはどのような影響があるか?
- ペットボトルのお茶の売上を2倍にするには?
- 日本にバスケットボールは何個あるか?
いかがでしょうか?
真っ先に「そんなの知らねーよ」と突っ込みたくなる問題ばかりですよね。
そうなんです、そこがポイントなんです!
ケース面接の特徴は、大抵が「答えがない問題について考え自分なりの答えを出す」というものなのです。
重要なのは回答の正否ではなく、答えにたどり着くまでのプロセスを面接官は重視しています。つまりは、あなたの思考パターンがどのようなものなのかを面接官は知りたいのです。
逆に言えば、回答の内容がなんとなく確からしかったとしても、そのプロセスが論理的でなかったり(つまりなんとなく)すると、間違いなく不合格となるでしょう。
ケース面接は練習できる!
このように書くと難しそうと思われるかもしれませんが、安心してください。
ケース面接はある程度パターンが決まっていて、パターンを学習し練習を重ねれば誰でもできるようになります。
今回は、ケース面接のパターンの学習に役立つ書籍をまとめてみましたので参考にしてみてください!
ケース面接対策の厳選オススメ本3冊
戦略コンサルティング・ファームの面接試験
戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策
オススメ度:★★★★★
ケース面接の対策は最低限これ1冊読めばOKというくらい、対策がまとまっているおすすめ本です。実際にコンサルティングファームで出題されたケースが多く掲載されていて、その回答までのプロセスまで細かく解説してくれています。コンサルだけでなく、ケース面接が出題される業界(投資銀行やネットベンチャーなど)を目指す方の必読書と言っても良いでしょう。
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
オススメ度:★★★★★
ケース面接の際に、ほぼ必ずと言っていいほど必要となるのが「フェルミ推定」です。
フェルミ推定とは、実際に調査するのが難しいようなとらえどころのない量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算することを指す。
例えば、「シカゴにピアノ調律師は何人いるか?」というのが有名な例題ですね。
ケース面接においては、例えば「●●の売上を2倍にするには?」みたいな問題の時に、「市場規模が大体これくらい」と概算する際にフェルミ推定が必要となってきます。
そんなフェルミ推定について、わかりやすくまとまっているのがこの本です。
フェルミ推定のパターン別に網羅的に解説されているので、これを読めばどんなフェルミ推定にも対応出来る素地はできるのでオススメです。
外資系企業がほしがる脳ミソ
外資系企業がほしがる脳ミソ―採用試験の定番! 問題解決力を試す60問
オススメ度:★★★★☆
この本もケース面接対策としては有名で、ビジネスケースの問題というよりは、ブレインティーザー(難しいなぞなぞのようなもの)の対策としてオススメです。
最近ではこの手の問題を出す企業は減少してきているとは聞くものの、実際に筆者も面接で出されたこともあるので対策したほうが良いでしょう。
ブレインティーザーの例として、以下のような問題を出されたりします。
ビリヤードの玉が8個あります。その中に、他よりも重い不良品の玉が1つあります。天秤を2回だけ使って、不良品の玉を見つけてください。
いきなりこれ出されたらびっくりしますよね(笑)。
本番の面接で固まらないためにも、1度読んでおくことをオススメします。
ケース面接対策 アドバンス
上記でご紹介した3冊は、ケース面接に臨む上で必読書だと思っていますが、余裕のある方は下記の本を読んでみるのもいいと思います。
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
東洋経済新報社
売り上げランキング: 1,242
この本は元アーンスト&ヤングコンサルタントの細谷氏が書いたフェルミ推定に関するもので、そもそもフェルミ推定とはというところから解説されている本です。
上で紹介した「現役東大生が書いた〜」よりは概念的な話が記載されているので、フェルミ推定をもとにどのように「地頭力」の向上につなげていくのかが気になる方にはオススメです。
ビルゲイツの面接試験ー富士山をどう動かしますか?
青土社
売り上げランキング: 45,010
ケース面接練習に転職エージェントを活用
上記でご紹介した書籍をもとにケース面接の準備を進めた上で、実際に模擬面接をやってみることもオススメです。
友達同士で練習するのもいいのですが、転職エージェントに相談をしてケース面接の練習に付き合ってもらうのも効果的だと思います。
転職エージェントは、過去の面接でどんなケース問題が出題されたかのデータベースを持っていることがほとんどなので、志望している企業の過去問を元にしながら面接の練習をしてみるのもオススメです。
オススメの転職エージェントは、
大手の【リクルートエージェント】 や、
▼リクルートエージェントのページへ▼

【BIZREACH(ビズリーチ)】でコンサルティングファームや投資銀行業界に強いヘッドハンター(エージェント)を探すのもおすすめです。
▼ビズリーチのページへ▼

ビズリーチの特徴などについては、以下の記事にもまとめていますのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
特にコンサルや投資銀行、ネットベンチャーを志望している方はこれらの本を参考にしてみてください。
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