目指す会社・ポジションはあるものの、未経験の業界・ポジションだったりするので今すぐは採用してもらえないだろう、どうやったらそこにいけるだろうか?
そんな悩みを持ったことはないでしょうか?筆者は新卒で初めて入社してから1,2年たったあたりから、このような悩みを持っていました。
その後筆者は2回転職をし、現在は当初やってみたかった業界・ポジションで働くことができました。
今回の記事では、そんな筆者の経験から転職によるキャリアチェンジを考えている方へ、どうすれば成功するかを筆者なりに考えてみました。
Contents
キャリアチェンジを成功させるには
キャリアチェンジを自分の狙い通りに成功させるには、やはりしっかり計画することが大切だと筆者は考えています。
具体的には、以下の2ステップについて考える必要があるかと思っています。
- 目指す業界やポジションで求められるスキル・経験が何かを明確にしておく
- 求められるスキル・経験をどのように積んでいくか、その上でフックになる自分のスキル・経験は何か?
この2点を考え整理した上で行動に移すと、キャリアチェンジが成功しやすくなると考えています。
それぞれ解説していきます。
求められるスキル・経験を明確化する!
キャリアチェンジを成功させる上で、当然ですが目指す業界・ポジションで何が求められているのかを明確にすることは重要です。
ゴール地点はどこで、現在地とのギャップがどれくらいあるのかを把握するのです。
では、どのようにすれば求められるスキル・経験を明確化できるかについてですが、筆者は
転職サイトに登録し、行きたい業界・ポジションの求人票から情報を収集することをオススメします。
転職サイトで情報収集!
例えば、現在は医薬品メーカーで営業職をしているAさんが、「IT業界の新規事業開発のポジションを目指したい!」と思っているケースを考えてみましょう。
とあるIT系企業の事業開発ポジションの求人票を調べてみたところ、このように書かれていました。
【必要な能力・経験】
・業界問わず、何らかの新規事業開発経験を有する方。
【求める資質/人物像】
・十分な情報が無くても、仮説を構築して物事を推進できる方。
・自分だけでなく周囲の人間を巻き込んで物事を推進できる方。
・事実を論理的に積み上げて「正しい解」を作り上げる力を有する方。
・これまでの業務において、卓越した成果を残している方。
この場合「新規事業開発の経験」が必須ということになっています。
Aさんは営業しか経験がないので、現時点では応募ができず、新規事業開発の経験をどこかでつまなくてはならないことになります。
このように、転職サイトの求人票を見ることで、行きたい業界・ポジションで求められるスキル・経験を知ることができ自分の課題が見えるので、まずは検索してみることをおすすめします。
目標に向けて経験を積む
行きたいポジションでの必須要件がわかったところで、新規事業開発の経験が積めるポジションを探していると、人材系の会社で新規事業開発のポジションを募集している求人票を見つけました。
以下の内容で募集をしていました。
【必要な能力・経験】
・ヘルスケア領域での業務経験・知見があること。
【求める資質/人物像】
・新規事業開発に挑戦し最後までやり切る力がある方。
・不確実な状況の中でも論理的に納得解を構築できる方。
必要な能力・経験に「新規事業開発」は求められておらず、Aさんが知見のあるヘルスケア領域での経験が求められています。
このポジションでなら新規事業開発の経験が積め、募集条件にもあっていたので、Aさんはこの会社に応募することにしました。
その後、Aさんはこの会社に入社し2年半ほど新規事業開発の経験を積んだ後、当初目指していたIT業界の新規事業開発ポジンションに見事転職を果たしました。
目標に向けてフックとなる自分の強みを考える
上記のようにAさんは見事、①医薬品メーカーの営業職から、②人材会社での新規事業開発の経験を経て、③IT企業の新規事業開発ポジションへと転身を遂げました。
目標とするポジションに必要なスキル・経験を明確化し、自分に足りなかった「新規事業開発の経験」を、自分が持っている「ヘルスケア領域の知見」を活かすことで得ることができました。つまり、「ヘルスケア領域の知見」という自分の強みをフックにして「新規事業開発」の経験を積みにいったのです。
このように、目標に向けてステップを踏む中で、「何が自分の強みなのか」、「その強みは目標達成に向けたフックになるのか」ということを踏まえてプランを立てると、未経験業界・ポジションへの転職の道も拓けてくると思います。
ぜひ今一度ご自身のキャリアを振り返り、自分の強みとなる経験・スキルを整理してみてはいかがでしょうか。
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