メルカリとファミマで「スナックした」話

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「スナックする」って?

みなさんは「スナックする」という言葉を知っていますか?

お菓子のスナック(名詞)ではなく動詞としての「スナックする」ということです。

この「スナックする」という言葉は、キングコング西野亮廣さんや、SHOWROOM前田裕二社長が最近よく使っていて、僕もどういう意味なんだろうと気になっていました。

結論からいうと、「スナックする」の意味について、前田さんはtwitterでこのように言っています。

前田さんのツイートによると、「スナックする」とは、

売り手と買い手、店員さんとお客さんの境目が曖昧になること。どっちが上とかなく、水平な関係になること。むしろ売り手側の弱さが痛いくらい伝わって、買い手側のみんなで支えたくなること。

という意味になるそうです。ただこれだけ見ても、なんとなくわかったようなわからないような・・・と思い調べたら、前田さんの書籍『人生の勝算』の中に、具体的なことが書いてありました。

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  1. 余白の存在
  2. 常連客の存在
  3. 仮想敵を作ること
  4. 秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
  5. 共通目的やベクトルを持つこと

上記のエッセンスが詰まったコミュニティや人間関係を作ることを「スナックする」ということであると僕は理解しました。

前田さんのツイートにある定義や、『人生の勝算』で述べられていることを前提に考えた時、

もしかしたらこれが『スナックする』ということかもしれない!」という体験を最近僕自身がしたので、そのことを書いてみようと思います。



ファミマのおばあちゃんと「スナックした」

この前、メルカリでいらなくなったゴルフクラブとバッグのセットを売りに出しました。

早速買い手が付き、発送手続きをしなければならなかったのですが、ゴルフバッグの送り方がわからない

そこで、ヤマトの営業所に直接持っていけばなんとかしてくれるだろうと思い、朝の出勤前(8時頃)にヤマトの営業所にゴルフバックを持って行きました。

すると営業所にいたヤマトの配達員さんから、

配達員
メルカリは9時以降しか無理!今忙しいから後でにして!

と冷たく断られてしまいました。営業所のホームページをみると「8時から営業」となっていたのですが、どうやらメルカリ便は9時からのようでした。

9時まで待っていたら会社に間に合わないので、一応、

Me
ホームページには8時からと書いてあったんですけど・・・

と言ってみたところ、

配達員
ホームページのことはわからないけど、とにかく9時からだから!急ぐなら近くのファミマに行って!

とやっぱり断られてしまいました。(ヤマトさんを批判したいのではありませんwお忙しいところ失礼しました)

ということで、近くのファミマでお願いすることにしました。

僕はファミマからメルカリ便を送ったことがなかったし、ゴルフバッグってサイズ的に送れるのかな、と結構不安なままファミマに行きました

すると、レジに待ち受けていたのは推定70歳代のおばあちゃんでした。この瞬間僕は、

Me
(終わった・・・このおばあちゃんそもそもメルカリ知らないだろ・・・早く送らないと会社に間に合わない。

でも別のファミマまで歩いても間に合わない・・・)

と思ったのですが、時間がないのでダメ元でそのおばあちゃん店員さんに声をかけてみました。

Me
メルカリ便でこのゴルフバッグを送りたいんですけど・・・

するとそのおばあちゃん店員さんは、

店員
メルカリ・・・?メルカリ・・・

案の定メルカリのことを知らない様子でした。

やっぱりか・・・と思ったのですが、次の瞬間おばあちゃんはポケットから手書きのメモ帳を取り出しました。

店員
メルカリ・・・あった、これだ!あの機械で発送の手続きをしてみてください。

と言ってくれました。おばあちゃん店員さんが仕事を覚えるために必死でメモを取ってきたのだろうと想像できて胸を打たれました。

また、ゴルフバッグを送れるかが不安なこと、ヤマトさんでは断られてしまったことをおばあちゃんに伝えると、

店員
ヤマトさんも親切じゃないねぇ!ゴルフバッグ送れるか調べるから待っててね。

と調べてくれました。結果としてゴルフバッグもメルカリ便で送れることがわかり、無事に発送することができました。

僕は、自分が持っていたゴルフバッグをおばあちゃんに預けたのですが、この重たいバッグをおばあちゃんに運ばせるのがなんだか申し訳なくなり

Me
これ、どこに運べばいい?僕が運ぶから場所を教えて!

と、本来店員であるおばあちゃんがやるべき仕事を、無意識のうちに自分でやってしまいました。

さらに、

ここまで親切に対応してくれたおばあちゃんに何かお礼がしたいと思い、とりあえずそのファミマで2000円分の買い物をして店を後にしました。

この買い物がおばあちゃんの利益になるかはわかりませんでしたが、せめてもの気持ちとしてでした。

その後のこのファミマは頻繁に使うようになりました。これまでセブン派の僕だったのですが、そのおばあちゃんへの恩返しのために、ちょこちょこファミマを使うようにしています

と、ここまでの一連の流れを振り返って、「これが『スナックする』ということなのかもしれない!」と僕は考えるようになったのです。



おばあちゃんと「スナックする」の関係

なぜ僕が今回のファミマのおばあちゃんとの出来事を「スナックした」と思ったかというと、冒頭で紹介したSHOWROOM前田さんが言っている「スナックする」の定義と合っているなぁと思ったからです。

「スナックする」の定義を再掲すると、

売り手と買い手、店員さんとお客さんの境目が曖昧になること。どっちが上とかなく、水平な関係になること。むしろ売り手側の弱さが痛いくらい伝わって、買い手側のみんなで支えたくなること。

ですが、

今回のファミマのおばあちゃんとの出来事でいうと、まさに

店員さんとお客さんの境目が曖昧になる」、「買い手で支えたくなる」という体験だったなと思ったのです。

さらにその背景には、

  • 余白の存在・・・「最新のECサービスを目の前にしたおばあちゃん」というキャッチアップの余地(余白)がある状態
  • 仮想敵を作ること・・・ヤマトという仮想敵がいたこと
  • 共通目的やベクトルを持つこと・・・ゴルフバッグをメルカリ便で送るという共通目的があったこと

という「スナックコミュニティのエッセンス」も含まれていたのです。

これらのことがあったことで、僕は本来店員のおばあちゃんがやるべき仕事を自ら肩代わりし、さらにそのお店で買わなくてもいい商品をそのおばあちゃんのために購入したのです。

そして、その1回だけでなく、その後も継続してそのおばあちゃんのためにそのファミマに通うようになり、僕も常連客化していくことになりました。

まさしくこれが「スナックする」ということなのではないか、と感じたわけなのです。

まとめ

キングコング西野さんやSHOWROOM前田さんが言っている「スナックする」ということは、実は何気ない日常の中にも転がっていて、注意してみると「スナックしている」ことに気づいたりするのかなと思いました。

また「スナックする」ことを意図的に作り出そうとしている西野さんや前田さんはやはり面白い視点を持っているなぁと思ったのです。

今後も2人がどのように「スナックしていく」のか、楽しみに拝見しようと思います!



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ABOUTこの記事をかいた人

外資系製薬会社MR→コンサルティングファーム→ネット系企業の経営企画で働く30代。AI時代の生き方・キャリア観について日々あれこれ妄想しています。